安曇野の大地。
何の音も聴こえないように感じるほどの静けさに包まれていた。
宿であるイラムカラプテの目の前には、広い草原と畑、なだらかな山並み。
最初の晩、1日のスケジュールがすべて終わった後、リトリートの参加者のえみちゃんと夜空を見に外に出ると、強い輝きを放つ星々が、くっきりと瞬いていて、そして草原の少し奥の方から、楽しげに楽器を奏でながら歌う声。
誰かが宇宙に向かって歌っている。
あとで、その声の主が近づいてきて、少し話をする。
ここイラムカラプテに住んでいる人で、今日はふと歌いたくなって、歌ったのだという。
その日は温泉行ったり、カフェで過ごしたりしていたんだそう。
ああ、私とおんなじだ、と思った。
そのあとも、少しだけ宿に住む人たちに触れたけど、ここには素敵な人が住んでいたり、集まっていた。
みんな、自然な顔をしていた。笑顔が柔らかい。
変な遠慮も気遣いもなくて、さらっとしている。
それがなんだかとても新鮮だった。
中でも、ここのオーナーである山崎大さんは、日本では滅多にお目にかからない存在感の人で、その穏やかで優しい、透明感のある姿と声に、リトリートの参加者みんなが驚いていたし、第一印象は「杉みたい」と思った。
実は、ここで大さんに会えることも、とても楽しみだったのだ。
イラムカラプテのブログを読んで、その力強く真実を伝える姿に、深く深く共感して、この人に会いたいと思った。
是非、ピンと来たら、イラムカラプテに行ってみてほしい。
イラムカラプテ
イラムカラプテ
「あなたの心に、そっと触れさせてください」
現代でアイヌ語と呼ばれるその音は、
10000年のむかし
縄文文化が日本に咲いていた時代の音
人は皆、自分が何者なのかを知り
大自然とともに生きた
わたしたち源の音
わたしに還る場所
イラムカラプテ
aki