魂友

二日目の朝。

前夜、あの歌を歌っていた宿の住人さんが、「この草原から上がる朝陽を見てみるといいよ」と言っていたので、目が覚めたら起きて、草原に出た。

思ったより寒くない。

ただ空は雲も多く、朝陽はどこかわからなかったけど、朱色の光が雲の隙間から見えた。

草原をゆっくりと歩きながら、辺りを眺める。

しばらく歩いてから、少し体を動かしたくなって、のんびりとヨガを始める。

すると、えみちゃんが「ヨガ教えて!」と声をかけてくれたので、少しだけ一緒にヨガをする。

そして、おしゃべりしながら部屋に戻り、そのあとも話が尽きない。



えみちゃんも、もう一人の参加者の典ちゃんも、二人とも普段毎日瞑想をしていた。

私の周りで、毎日瞑想している人はほとんどいなかったので、すごく嬉しかったし、二人とも初めて会ったのに、何を話してもツーカーで(笑)

とてもゆったりとしたリトリートの行程の合間、二人とよく話をして、その都度泣いたり笑ったりして、共振共鳴しっぱなしだった。

二人と話しているだけで、いろんな気づきと癒しが、自然と起こった。

そして、二人とも、私のことをものすごく肯定してくれて。。

同じ周波数帯の魂の出会いって、こういうことなんだと思った。

一緒にいて、とても楽で、心地よくて、何を話してもすぐ通じちゃうから、すぐ打ち解けて、それぞれの素晴らしさを讃えあい、その場のすべてが調和する。

だから、一緒にいるだけで、魂が喜びに震える。





二人とも、マザーアース・地球の大自然と、とても強いつながりを意識している方だった。

えみちゃんは、それを絵本を描くことで、表現していたし、典ちゃんは、ご主人と家族と自然農の茶畑を営んでいて、二人とも精霊や天使とつながっているように見えた。

二人とも、深い痛みの経験から学び、本質の生き方・在り方へと、たどり着こうとしていた。





::::::




二日目のワークも、ものすごくパワフルだった。

午前中は草原に出て、まずは一人で目を瞑って歩く。

次は、ペアになって、一人は目を瞑って、もう一人が相手の手を取って歩く、というワーク。

私はゆきさんと組んで、行った。

私は目を瞑って歩くのは、全然怖くなかった。

むしろ、走り出したい、ワクワクする気持ちが強く、子どもの頃の無邪気で陽気な自分がそこにいた。

ゆきさんの手を取って歩く時は、母親の自分になっていた。

小さな可愛い娘が、この世界のいろんな感覚を探っていることを、そっと優しく見守る自分。

ゆいちゃんといるときには、当たり前過ぎて感じ取れなかった私の中の母性を、私ははっきりと感じ取れたのだった。



そして、この安曇野の大地に、皆で寝転んだ。

強い暑いくらいの日差し。



寒いのが苦手なゆきさんが、暖かいリトリートになるようにオーダーを入れてくれたらしく、本当に、ものすごく暖かかった(笑)

ゆったりと大地の上で寛いだ後は、地下のワークスペースへ。




ときが過ぎるのがもったいないくらいに、自分と出会う豊かな時間が過ぎていく。




aki


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です