統合

3枚の画用紙。クレヨンとパステル。ライティング。


最初の画用紙には、「手放したいもの・手放したもの」、2枚目は、「今、自分が求めているもの」、そして3枚目は、1枚目と2枚目を統合したものを、描く。





1枚目。

茶、青、赤、紫、全体的に形のない、くすんだ暗い青紫色。

私には、まだ自分を貶めるような意識があった。

子供の頃から、ずっと持っている、自分が醜いと思う意識。

そして、過去の痛み、裏切られた、見捨てられた、愛する人を失った悲しみ、怒り、絶望。

描いているうちに、一時は感情が昂り、そのあとで自分への慈悲が溢れ、心が和らいでいく。




2枚目。

ピンク、レモン色、黄色、中心に光放つような円形。

愛、光、ハート、輝いている、ただ在る。

静けさ、穏やかさ、純粋さ、明瞭さ。

ああ、これがいつもの私の本質だ、と思う。




3枚目。

まず、黄緑色を取り、画用紙の中心に太く描く。

木を描いたのかと思った。

そのあとで茶色を重ねていき、そこから虹のようにカラフルな羽。

次々と色を使いたくなって、その羽が生き生きと色鮮やかに輝いていく。

蝶だった。

私は、驚いた。

「羽ばたきなさい」

以前から何度も受け取っていたメッセージだった。


しかるべきときが来たら、そうなるだろうと思いつつも、私の中には「もう何もしたくない」という死への誘惑が潜んでいて、自分の「生」に対して、どこか諦めているような、冷めているような、重い周波数を抱えていたのだった。

ああっ!!

「手放したいもの・手放したもの」を、統合したつもりになっていたけれども、統合していなかったんだ、と気づいた。

過去の痛みを、それがあまりにも苦しかったために、もう私には必要ない・関係ないと、自分の人生から追いやってしまっていたんだ。

でもそうではないんだ。

過去の痛みも含めたあらゆる経験が、今の自分に至るギフトであり、それがあったからこその、研ぎ澄まされた純粋な高い意識・魂への帰還であり、深い慈悲と慈愛を自分にも他者にも与えることができるのだと。







そして、ゆきさんが私の3枚目の絵を見て、「バリだね」と言ってくれた。



実は、前日の【16の形容詞】のワークで、私の最後の言葉が「永遠の夏休み」で、私はすぐに気がつかなかったのだけど、ぶちさんが「バリだね」って言ってくれて。。




「バリ島」という場所。


私がずっと思い描いていた、恋い焦がれているバリ島での暮らしは、今もすでにここにあるということ、私の中に確かにあることを、しっかりと受け取ったのだった。






そして、死んだように生きていた私の一部「死の誘惑」は、すっかり消え去っていた。






aki













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