リトリートから戻ると、ゆいと旦那さんは元気に笑顔で迎えてくれた。
私がいない3日間、初めてこんなにも長くゆいの世話をしてくれた旦那さんは、少し疲れたような顔をしていたけれども^^、私が深く大きな体験をしてきたことを、心から喜んでくれた。
そして、じっくりとこの体験を消化・昇華しつつ、意識の断片を言の葉に落としながら、ゆっくりリトリートを振り返っていた。
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リトリートでは、夕食は菜食料理家の野本弥生さんの、安曇野の旬を彩った美しいお食事のコースで、それはそれは豪華だった。
私は食事への関心は以前からとても強く、20代の頃は仕事の付き合いもあって高級料理を食べることも多かったし、美食への憧れも強かった。
またそれとは別に、オーガニックの関心も高くて、都内のオーガニックレストランを食べ歩き、また自分の健康のために様々な食事法や菜食を試したりもした。
でも、結局どんな食事法も長くは続かず、健康にもならず(笑)、アーユルヴェーダに出会ってからは、もっと自分の内側の感覚・身体の欲求を大切にするようになって、結局シンプルに「食べたいものを、食べる」に行きつき、今に至る。
そして、今はなんと言ってもやっぱりお野菜が大好きで、新鮮な旬の土地のもので、そこに愛の手が加わったものが、一番美味しく、贅沢だと感じる。
弥生さんの純粋で明晰な意識から生まれる滋味深いお料理は、細胞から精妙な意識へと染み込むような奥行きがあり、この安曇野の大地の豊かさを存分に味わうことができた。
イラムカラプテの朝食もまた、新鮮なお野菜がたっぷりで、温かく優しくほっこりとしたご馳走だった。
普段、こんなにもお野菜を沢山摂らないし、こんなにも丁寧なお料理も頂かないし、こんなにも味わって頂かない、、、^^
満足度200パーセントのお食事タイムなのでした❤︎
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そんな深い満足のあるお食事に、パワフルなワークによる意識の変容も加わって、リトリートのあと1週間は、身体の調整が必要だった。
お肉はほとんど食べられなかったし、毎朝飲んでいたコーヒーも、飲む気がしなかった。
しばらくは、少量のご飯とお野菜たっぷりの味噌汁で、お腹いっぱい。
今はやっと、普段の食事にだいぶ戻ったけれども(お肉もコーヒーも、やっぱり美味しかった笑)、身体の感度がすこぶる高まったようで、食べ物の性質とか波動がよくわかるようになって、身体が本当に欲しているものは何かが、以前よりもクリアになった気がするし、その繊細な感度を使って、よく味わって食べるようになった。
よく土に触れること、農業することでグラウンディングするって言うけれど、料理をすること、食べること、片付けることさえも、グラウンディングそのものだなぁと実感するのだった。
大地の再生。
風の時代は、私たちの縄文意識・太陽時代の復活とともに
生命・精霊の失われた大地が復活し、再生するだろう。
このゆたかなる大地と
はるかなる深淵な叡智そのものである私たちの
共同創造時代のはじまり。
このリトリートに携わったすべての方と、大切な家族・友人たちと
大いなる自己と大いなる源に
深い深い感謝と愛を込めて。
aki