身体の柔軟性


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「ヨガはしてみたいけど、身体が硬くて。」
と言う声をよく聞く。
確かにそうだと思う。
ヨガの練習をすると、否応なく自分の身体の硬さに直面する。
そんな自分をみるのは、誰だって正直嫌だ。
何を隠そう、私はもともととても身体は硬い。
小学生の時、体育の授業で柔軟体操をすると、クラスの中で際立って身体が硬い自分がいた。
マットででんぐり返しをすれば、すぐに目が回ってしまう。
車やバスで酔いやすく、いつも遠足は憂鬱で、バスの前席に移動するような子だった。
そんな私が、中学の部活で体操部に入部した。
身体がやわらかくなりたい。という、ささやかな思いからだった。
三年間練習をみっちりした成果で、だいぶその頃柔軟性は養われたと思うけれども
周囲の部活友達に比べれば、決して柔らかい方ではなかった。
その後、運動はそんなに頻繁にやっていなかったから、30歳間近でヨガを始めた私の身体は確かに硬かったが、でも、やっぱり今、その頃よりは柔らかい。
だから、身体がやわらかくなりたい、という気持ちはよーーーくわかるし
硬いからヨガは難しい、と思う気持ちも、よーーーーくわかる。
ヨガを本格的に始める以前、ヨガに興味を持ってDVDを買ったけれども、一日で止めてしまったことがあって、それはやっぱり自分の身体が硬くて、本通りのポーズがとれなかったから。
でも、でも、本当は
ヨガをするのに、身体の硬さは関係ない。。
むしろ、硬い人こそ、ヨガはお勧めであるのだけど、なかなか苦手なことを人はやりたがらない。
でも、身体が柔らかくなりたい、と言って続けている人は、やっぱりやっただけの効果はある、と感じてる人が多いのではないでしょうか。
それは私の経験上からも、言うができる。
なんと、私は中学時代よりも、今の方が柔らかい。
でも、何年も真面目にヨガを続けている方で、「身体が全然柔らかくならないんです。」という方に時々お会いする。
私は今までは、「続けていれば必ず今よりは柔らかくなります。」とお伝えしました。
それはやっぱり間違いではないと思うのですが、ですが、身体の構造と性質というのは、その方の持っている個性があります。
ですから、インストラクターのように、本のモデルのようにはならないこともあることもあるのだと思いますし、骨や筋肉・腱のその方の個性によっては、可動域が狭い方というのはいらっしゃいます。
今回、このDVDを観て、あらためて解剖学の観点から、アサナ(ポーズ)のアプローチにかなりの個人差があるということを確認させられました。

ヨガワークス ヨーガのための解剖学(DVD)

ポール・グライシー氏による4時間の講義。
私の行なっているイシュタヨガは、解剖学的なアライメント(ポーズにおける身体位置)を重視するアイアンガーのメソッドを取り入れているのですが、このDVDを観て、まさに眼から鱗。
一般的な解剖学に今まで甘んじて、こんなにも骨に個性があるとは(゚д゚)!
スポッティング(ポーズの修正と助長)の難しさを肝に銘じて、生徒さんに触れなければなりませんし、安易に触れるくらいなら、やはり触れない方がよっぽどマシです。
いやはや勉強になりました。
(※提供Y様、ありがとうございました!)
ということで、柔軟性に関して
ヨガを続けていたとしても、そーとー個人差がある
というのが、今回わかったわけです。
身体の柔らかさとは、関節、靭帯の柔らかさと、筋肉の柔らかさの他に、関節の構造そのものにもかなり影響を受けています。
だから、残念ながら、どーーーしたって理想の柔らかさには、人によっては到達しないこともあるかもしれません。
ヨガの本来の目的は、身体の柔軟性を養う、ことではありません。
それは副次的なことで、筋肉、関節が緊張やストレスによって硬くなっている場合に、ほぐすことが可能だということで、もともとの体質の限度を大幅に引き上げることは目指すところではありません。
未だに、私もとても苦手なポーズがあり、身体の硬い部分があります。
それを伸ばそうと少しでも無理すると、筋肉や靭帯や関節を痛めます。
大切なことは、それ以上伸ばすことが必要なのではなく、この限界を知ることであったり、そのエッジの繊細な響きを感じ取ることなのだと思います。
そうすることによって、私達はもっと大きな意味で身体の拡がりを感じ、心の余裕が生まれるのです。
「柔らかくなりたい」
その目標を持ちつつも、今の自分の身体の硬さを受け入れ、そこにいること。
その今の自分の身体を味わいつくして、ヨガをしてみてはどうでしょうか?
ポーズの完成形を目指すのは、本来のヨガではありません。
今のあなたで、完璧なポーズなのです。
この言葉は、今の私自身に向かって言っているのでしょう。
私も、インストラクターだからなお、自分の身体の硬さに引け目を感じて、自分を至らなく思ってしまうから。。。
だから、身体が柔らかくならない、ということで、気落ちする必要はありません。
ヨガの効果がないわけでも、もちろんありませんね。
身体が硬いからこそ、エッジの響きは深いものです。
身体は、あなたの心の窓を開くための、鎧だったりするのです。
そんな身体を受け入れてみて下さい。
そして、ぜひ硬い人こそ、ヨガの扉を開けてみて欲しいと思っています(╹◡╹)♪
身体の柔軟性 その②
ナマステ
aki

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