調理実習②  「ケ」の日ごはん

先週末も、アーユルヴェーダスクールで、土曜日は二回目の調理実習がありました。
前回はインド料理っぽいメニューでしたが、今回と次回は、和食の「ハレ」と「ケ」の食事。
今回は、「ケ」の日のごはん。

“アーユルヴェーダの食事”というと、スパイスたっぷりのインド料理をイメージしてしまいますが、実はそうではありません。
自分の体質や時期(季節や年齢)に合った食事、ということが大切なので、その土地のもの、旬のもの、慣れているものなども、大変重視されています。
この慣れまたは習慣のことを、「サートミヤ」といいます。
どんなにアーユルヴェーダ的にはNGだったとしても、サートミヤであれば害がないとも言われています。
先祖代々それを食べ続けている民族は、それが消化できる体質で、それが自然だということです。
だから、大方の日本人は、やっぱり和食が合ってるかもしれませんね。

この日も春を先取り、ふきを使ったお料理があって、大変手間のかかるふきを、みんなで薄皮をむいて「ふき瞑想」をしました(^^)
ふきなどの春野菜の苦味・渋味は、春に増悪しやすいカパを鎮静する効果があるので、これからの時期は少し意識して摂りたいですね。(特に花粉症の方など。)

アロエは、宮古島からのお取り寄せ。
アーユルヴェーダでも大変勧められているハーブの一つ。
沖縄には、巨大なアロエがごろごろ自生しています。
妊活、更年期、若返りに良し、便秘にも良しです。

◉アロエベラ(Kumari:少女という意味)
若さのエネルギーを与え、女性生殖機能を滋養する。
肝臓、脾臓、血液、女性生殖器系の強壮剤。苦味健胃、緩下作用。
※妊娠中、子宮出血時にはひかえる

 

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【メニュー】

・梅とショウガの炊き込みご飯
・鳥ぱんぺい(鳥だんご)
・けんちん汁
・かぶの即席漬け
・アロエのデザート

おまけに
・余った人参と大根で作った、クミン風味のなます
・だしがらで作った、ふりかけ

今回も、美味しかったぁ〜♫(笑)
やっぱり和食が大好きです。
 

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それから、去年、学生同士でチームになり、各自が自宅で「カパを下げるLunch」を作って考察する、という宿題が出されたのですが、それがこちら。

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【メニュー】

・古米、または炒ってから炊くご飯
・ブリ大根
・けんちん汁
・ほうれん草のギー炒め
・リンゴのデザート(シナモンと蜂蜜がけ)

ブリ大根、初めて作ったのですが、すごく美味しく出来た〜♡(*^^*)♡
カパを下げる=(ざっくり言うと)身体を温める、ダイエット食です。
むちゃくちゃ消化のよいお食事で、食後に全く胃の重みを感じなかった!
考察は大変細かいので省略しますが、お米を新米ではなくて古米、または炒ってから炊く、にすると、ものすごく軽いのと、ブリ大根にはしょうがをたっぷり使うのがポイントでした。

さて、次回は卒業も間近ですし、「ハレ」のお食事だそうです。
こうして、ハレとケの食事があることで、日々の生活にメリハリがつき、心も豊かになりますね。

namaste
aki

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