ここでは、フラートされる感覚というものについて説明します。
これはアーノルド・ミンデルという人が24時間の明晰夢という本の中で書いていた単語を私が、勝手に自分で解釈して使用しているもので、本来のミンデルさんが意図しているものとは違うかもしれません。
最初あなたがサインを読み始めた時には、繰り返し出されるまでは、自分に対するメッセージだということに気がつくのが難しいと思います。
例えば、最初、赤いカレンダーを見て、それが少し気になります。その後、トマトをみて、それもまた少し気になります。その後友達に会って、その友達が赤い服を着ているのを見ます。それで、あなたはなにか赤がメッセージなのだなと気がつきます。
この少し気になるというのがフラートされる感覚になります。様々な色を並べてみて今自分が気になる色や、家具のカタログを見ていて、今自分が最も好きな気に入った家具といったものがあります。この自分が気に入ったり、なんとなく好きだな気になるなと思うこの感覚がフラートされる感覚です。
この感覚が身についてくると、ある物体を見た1度目で、それが自分に対するメッセージであることが分かるようになっていきます。先程の例だと、赤いカレンダーを見た時異様に気になり、それにフラートされているということが分かります。その時点であなたはすでにカレンダーか、もしくは赤がメッセージだと目星をつけることが出来ます。
次にトマトを見た時に、繰り返されているパターンが赤であったことから、あなたは赤がメッセージであると確定することが出来ます。このようにフラートされる感覚を身につけると、メセージの受け取りが非常にスムーズになります。
慣れてくればあなたに強烈に語りかけてくるそのエネルギーが分かるようになっていきます。あなたはその物体が放つメッセージに強烈に惹かれて、目が離せなくなります。
時間的に余裕が無い時や、あなたがどうしても気が付かなくてはいけない時、その物体が光り輝いているように見えたり、まるで周りから浮いたように見えるときもあります。
この感覚は徐々に身についていき、今の自分にとって必要な物、自分に特に語りかけてくる象徴的な物体が分かるようになっていきます。
街中等で、こういったフラートされる物体に出会った時は、少し立ち止まって、それをよく観察してみてください。あなたによく観察して欲しい物体は、仕事や、避けられない形で現れることもあります。映画やドラマを見ていたり、音楽を聞いている時に、あるセリフや歌詞のいち部分だけが異様に気になることもあります。これらの文章や単語はメモってみてください。
ある経験をした時に素晴らしい経験だったなと思うとき、例えば、映画を見た時にすごい面白かったと感じた時、あなたへのメッセージが必ずあります。どの部分が象徴的に自分へのメッセージであると思うか、映画を見る前後に渡されるサインによって分かると思います。
あなたがフラートされる物体というのは、あなたにとって、とても必要だから、そこにあります。よく見てどういう意味なのかを考えてください。メモを取り、その物体の名前や由来を調べてみてください。あなたにとって、どういう学びがあるのかを良く調べるのです。
あなたはそうしないことを選択することも出来るのですが、スピードが遅くなるだけで結局、同じことなのです。あなたには学ぶべきことがあり、その学ぶべきことを表した物体が目の前にあるということです。コレを今の時点では無視をしてゆっくり学ぶ事も出来るし、積極的に学び取ることも出来るのです。
これには季節が関連していることも有ります。つまり、ある時期にしか学べないことである可能性もあるのです。人によっては毎回1月になると同じサインを受け取る人もいるでしょう。毎回夏になると同じサインを出される人もいるでしょう。