数字の繰り返しをみて、自分の考えが周りの環境に影響するのが確認できると、段々と周りのサインが変化し、繰り返しだったものが、あなたの考えに対する答えになっていきます。
この移り変わりの期間は、人によって個人差があるでしょう。どれだけ受け入れられるのかということと、意識が変化するスピードに依存します。
早いほうが偉いとか良いとか、そういうことではありません。人によっては時間を掛ける必要があったり、あなたが選択した物語上、そのようになっているのかもしれません。
あなたの質問が答えとなって具現化する様子を観察してください。すべての質問は実際の物体や、人との会話になって具現化します。場合によっては、自分の感情や意識、夢の中に現れることもありますが、あなたにとって最も読み取りやすいものとなって現れます。
全てのことは偶然では起こりませんので、あなたが思いついた特定の質問は思いつくべき時に思いついています。あなたが質問を思いついた時、必ず周りに答えが具現化しています。それを読めるか読めないかというというだけの違いしかありません。
そして、この質問に対する答えは、あなたが気が付かなければ、その強度が徐々に強くなっていきます。あなたが気が付かなければ、別の物体に具現化され、あなたが気がつくまで繰り返し表現されます。
質問によっては、答えが出された事が分かっていても、どういう意味なのか分からないことがあります。 もっと分かりやすく出すように頼み、待ってみてください。あなたが分かるまで繰り返されます。
思い出してください。全てのことはメッセージです。あなたの上司や、親や、友達、テレビや映画や、あなたが好きな音楽、道端の石ころや、川が流れる様、雨が降るタイミング、あなたの心の動きはどうですか?
観察してください。全てはあなたが作り出しています。
ところで、これらの人や物からのサインとしてのメッセージを受け取る際に、彼らが無意識的に動いていることに注意してください。親や上司にアドバイスを聞いても、それがサインとしてのメッセージとして、直接そのまま活用できるとは限りません。
彼らに直接意識的なアドバイスを求めた時、得られるのはその個人からくる単なる答えでしかありません。その答えの中に象徴的な意味が隠されていることはありますが、この点には気をつけてください。
具体的な例:
ニンジンの偶然の連続が起きてから、1週間がたちました。あなたは不思議なことがあるものだと思い、周りに気を配ってはいましたが、その後、特になにも不思議な事は起きていないように見えました。1週間の間に、会社の上司から何度か「質問があればきちんと聞きなさいね」と言われました。
新入社員でもあるまいし、何故今更そんなことを何度も言うのだろうと、あなたは少し不愉快に思います。家に帰って居間でくつろいでいると、母親からニンジンの缶詰を買ってくるように言われました。
ニンジンの缶詰なんて珍しいなと思いながら、スーパーに行くと、缶詰は2種類ありました。いつもなら母親に電話して確認するのに、あなたはなんとなく安い方の缶詰を選んで、それを買って帰ります。すると母親が欲しいのはもう一つの缶詰の方で、あなたは怒られてしまいます。
そしていつもは温和な母親が「質問があれば聞いてくれればいいじゃないの、仕事が進まないわよ!」と怒ります。料理を仕事と呼ぶ母親に違和感を感じて、そしてお使いをしたのに怒られて、理不尽な扱いを受けたあなたは憤慨して、自分の部屋へと帰ります。部屋は空気が淀んでいて、窓を開けます。
窓を開けた時に外で子どもが何かのクイズを出し合っているのが聞こえました。椅子に座って、少しイライラが収まって、あなたは考え始めます。上司と母親が同じような事を言って怒っています。あなたは以前に起きたニンジンの繰り返しについて考え始めます。なぜニンジンの缶詰のお使いだったのだろう?
上司と母親はなぜ同じ事を言っているのだろう?質問があれば聞きなさい?誰に何を聞くのだろう?そこまで考えた時に、自分がぼんやりとカレンダーを見ていたことに気が付きます。そのカレンダーには大きく真っ赤なハートマークが付いていて異様に気になります。
あなたはそれを見て、なんとなく心の中でなにかの質問をしろと言っているのかなと考えます。すると外でクイズをして遊んでいた子供が大きな声で「当たり!」と叫びました。