頻繁に数字を見て、周りの環境に何か異変が起きていると気がつくと、次に自分の考えや日記に書いたことが、短期間の間に周りの環境にそのまま繰り返されます。テレビ、ラジオ、CM、看板、本、映画、新聞、雑誌、通りすがりの人の会話や、友人の会話、ニュース等にです。
あなたが気が付き、受け入れれば受け入れるほど、この繰り返しのスパンが短くなっていきます。最初は2週間だったものが、1週間、4日、2日、1日から数時間、それから直後へと、加速していきます。
数字の繰り返しによって、あなたは周りの環境に注意を払いはじめ、次に、自分の考えが周囲に反映されていることに気がつくことで、自分の思考と周りへの関連に注意を向け始めます。
具体的な例:
同じ数字を頻繁に見るようになったあなたは、周りになんとなく注意を払うようになりました。そんなある日、会社で上司と会話をしながら、何故かニンジンのことをぼんやり考えていました。昨日八百屋で買ったニンジンが異様に赤かった事が今になって気になったのです。
すると、目の前で今まで仕事の話をしていた上司が、突然ニンジンの話をはじめました。あなたはあれ?と思います。私が考えていたことを上司が話したのだろうか?そんなことがありえるだろうか?と考えます。その時は、なにかの偶然だろうと考えます。家に帰ってTVをつけると、何故ニンジンが赤いのかというテレビ番組がやっています。
ニンジンは恥ずかしがり屋で質問が出来ず、それで赤くなってしまったという話のようです。「質問を繰り返す事で対話を進めよう」という教訓めいた文句で番組は終わりました。あなたはまた、あれ?と思います。なにか同じ事があったように思います。
ニンジンがなんだったっけ?そういえばと、上司のやりとりの時のことを思い出します。私の考えた事が何故テレビ番組でやっているんだろう?これも偶然だろうか?と考えていると、一緒にテレビを見ていた友人が、全く別の話をしながら「偶然なのかね?」と言います。