対話を進めることで大切なのは、あなたの方から知りたい事から、1つずつ質問をすることです。ここでカギとなるのは、1つずつという点です。共時性による対話は日常生活で起こる出来事を、夢のなかのシンボルのように、象徴的に使用します。
偶然通り過ぎる人が喋る言葉や、歌詞、映画のストーリーを利用する分かりやすいものから、ある特定の野菜を利用したり、もしくは機械の仕組みを調べさせて、そこから意味を取らせるという分かりにくいものまで幅があります。
こういう風に言っているのかなと曖昧で分からない時が、とてもよくあります。そのまま放っておいても、あなたが意味がとれるまで同じような状況やシンボルを繰り返しますが、あなたが積極的に質問をすることで、このやりとりはスムーズになります。
質問をすることによって、次に出るシンボルに明確な答えとしての意味を持たせることが可能になるからです。しかし一度に複数の質問をすると、答えとしてのシンボルやイベントにも幅が出てしまいます。
1つずつ質問をして自分の問題点をクリアにしていってください。
上では質問をして、答えを得るというやりとりを中心に書きましたが、このやりとりは自分からの質問以外にも使用されています。
それはあなたがこの人生で学ぶべき事柄についてです。あなたがこの人生で学ぶと決めてきたことについても、同様にこのメッセージの方法が使われています。
最初は軽く、違う人から色々な角度で、同じこと言われたり、テレビドラマなどで、同じテーマを見せられるかもしれません。あなたが付き合う人はいつも同じタイプの人であったり、嫌な上司が、親の嫌いな特徴を併せ持っていたりするのに気がつくかもしれません。
あなたがそれを無視していれば、これは繰り返されます。
あなたが学ぶことを拒否して無視をしていると、やがて徐々に、この学びに向き合わざるを得なくなる事態へと追い込まれていきます。
どうしてもお金がない状態で、嫌な仕事を引き受けなくてはいけないとか、満員電車で身動きが出来ない状態で目の前の人が読んでいる本にメッセージが書いてあるかもしれません。
人によっては、病気として表現されることがあります。病気は様々な体の制限となって現れますが、人を学ばせるメッセージとしてはとても強力な強制力を持っています。
病気を直すのに手術を受けるなとか、薬を飲まずにサインの力を活用しろと言っているのではないことに注意してください。あなたが自分自身と向き合い、真摯にその病気のメッセージと向き合いながら治療をする時、あなたは良い薬に出会ったり、スムーズに手術に成功するかもしれません。
サインを読むときは自分の思い込みや制限を解き放ち、もっと意識を大きな視点から見てください。