ここではサインによる対話が始まってから成熟していくまでの流れをまとめます。サインによる対話には一定の傾向がみられます。
その傾向を説明し、どういった理由で起きていると考えられるか、どうするとスムーズになるのかをまとめてみます。
サインの流れは、あなたが受け入れるごとに徐々に強くなっていき、そして、決定的で否定出来ない体験が起こり、それからまた徐々に弱く小さくなっていきます。この過程は少しずつ本当の自分を受け入れる過程と同じです。
段階を踏む事で、少しずつ自分の意識が拡張して、徐々に懐疑心がなくなっていくことが分かると思います。少しずつ少しずつ、あなたは本当の自分自身を受け入れていくことになります。
あなたが決定的に自分を受け入れた段階で、否定出来ないイベントが発生します。あなたは、その後でもしばらく自分を、そしてサインを疑います。
あることを体験した時、あなたは信じているという状態から、知っているという状態へと移行します。しかし人はあまりにも自分の信じてきた世界から外れた体験をすると、自分自身の体験を疑うものです。
日記をつけ始めてください。あなたがサインを読み、そして体験したことを出来るだけ詳細につけ始めることをオススメします。
自分の体験を信じてください。
自分が確かにそういう体験をしていると飲み込み、納得するまでには時間がかかるかもしれません。誰もが通る道だと思います。
やがて自分自身が納得し、ごく自然にサインを読みながら生活することになります。この段階までくると、徐々にサインはより静かに、今までの自分の生活と同じように静かに少なくなっていきます。何故かというと、あなたが慣れてきたからです。
徐々に静かになるサインを見て、あなたは最初自分が流れを読む力を失ったと思うでしょう。そうではありません。もともとサインの流れはあなたと共にずっとあり、これからもずっとあるのです。
それでは、対話の傾向をひとつずつみていきましょう。