ボロドゥブール遺跡


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皆様こんにちは。
ジョグジャカルタからブログをお届けします!
11月1日 快晴
朝4時起床。9時成田着。12時出国。
ガルーダ・インドネシア航空にてジャカルタに20時到着(現地時間18時)。
乗り継ぎをして、ここジョグジャカルタに現地時間で21時半に到着しました。
空港よりほど近いホテル、シェラトンムスティカジョグジャカルタに到着。
遅い時間のフルコースディナー。
私はもうへとへとで眠くてしょうがなかったのですが、せっかくなのでビールで乾杯して、美味しく頂きました。
(日本時間だと0時過ぎ・・・・。胃には相当負担ですが、スゴく美味しかったです。フライト疲れが一瞬吹き飛びます。)
1時就寝。
11月2日 晴れ
6時半ロビーでガイドさんと待ち合わせ。
さーて、いよいよ今日一日は世界遺産の観光です。

世界最大級規模の仏教遺跡:ボロドゥブール遺跡。
8世紀頃に栄えた王朝が仏教だったことから、この地にこのような大規模の遺跡を建設したらしいのだが、詳細は今も多くが謎に包まれている。
この遺跡は久しく蜜林に覆われ遺跡はほとんど崩壊・埋没してしまっていたが、発見したイギリス人(トーマス・ラッフルズジャワ総督官)やオランダ人技師が最建設に力を注いで、現在まで復旧を重ねている。
このピラミッド型の石造には、多くの仏教的な要素がふんだんに乗り込まれていた。
ガイドのイワンが丁寧に説明してくれる。
最初の一二段(基壇)はボンの世界。
三から七段(方形壇)まではボンの解脱。
そしてその上の八九段(円形壇)は天国。神の世界。
ボロブドゥールの構造は、仏教の三界をあらわしているとされる。下から、基壇は人間のいる欲界、その上は神と人間が触れあう世界である色界、さらに、その上部が神のいる無色界である。
また七段目までは四角を基調とした作りであるが、八より上は円形の基盤になっており
(四角、角があるのは問題がある、ということ。円形、丸はすべてがうまくいっている状態)
また天界のストゥーパ(仏塔)の目透かし格子も上に上がるに連れて不安定な菱形から安定の正方形へと変わる。
そのストゥーパの形は菩提樹の葉の形をモチーフにしたのだと、遺跡の側に落ちていた菩提樹の葉を拾ってイワンが説明してくれた。
菩提樹と言えば、ブッダが悟りを開いた時に瞑想していた場所だ。

また三段目のところには釈迦の生涯を描いた『回廊のレリーフ』があり、それは釈迦の前世から誕生、説法までの物語がそれはそれは見事な彫刻となって残っている!
釈迦の生前、釈迦の父母にあたる王様と摩耶夫人のエピソードとか、天上界で釈迦の誕生をいつにするか話合っているところとか、バラモンが釈迦誕生の予言をしているところなどがレリーフになっている。
よくこれだけ古いものが現存してて、また修復できたなぁと感心する。

私は多少仏教のことも本で読んだことがあったので、この辺りのことをこうやって遺跡で間近に見ることが出来たのは感動だった。
ガイドに導かれ私達は最上階の天界まで上り、中心塔のストゥーパを一周して合掌した。
ここを奇数の数で周ると、色々とご利益があるらしい(^^)
そしてそこから見る山の起伏をブッダの涅槃像に例える。
あらゆるところにブッダを垣間見ようとする信仰心には本当に驚かされる。
そして疑問に思うのは、まずインドネシアはイスラム教でありながら、この仏教遺跡がある、ということ。
ガイドさんの話を聞くと、この国の8割以上がイスラム教。
仏教徒、キリスト教徒はそれぞれ数%ずつ。
実際にここでは布をかぶった女性を多く見かけるし、朝の3時半ぐらいから度々ある礼拝の時間になると大音響で音楽がなって、みんな一斉にお祈りをしている。
銀細工の見学の時にも、ちょうどお祈りの時間にあたってしまって職人さんはみんな礼拝でいなかった。
上にも書いたが、歴史上仏教を信仰する王朝が栄えた当時に建設されたが、以後度重なる自然環境的な破壊と、それ以後広まったイスラム教徒の嫉妬心、疑問視によって迫害されたことがあったらしい。
こういった遺跡を維持するのには、それにともなって政治的な戦略も周囲の自然破壊も伴うわけで、地元の人が疑問視するのは当然だろう。
私自身も敬虔な仏教徒ではないので、こういった観光をすること自体、もしかしたら不遜なことなのかもしれないと、はっとする。
現在はユネスコの管理のもとこの遺産は守られており、またこのインドネシアの最大の観光地として現地人も協力しているという。
ムスリムの学生さんたちの社会見学にも利用されており、また仏教徒にとっては非常に重要な意味をもつ場所であることは間違いない。
※ガイドさんの話の他、一部Wikipediaの文面も抜粋しています
私が色々質問したりするので
「日本人は、仏教徒ですか?」
とガイドさんが聞く。
日本人は、冠婚葬祭のときには仏教を利用します。
仏教を熱心に信仰している人は多くはありません。
ほとんどの人が無神論者ではないかしら。
ガイドさんには言わなかったけれども、日本には「神道」の方が根付いているかもしれないと私は思うけれども、多くの人がそんなに意識的に宗教のことを考えているようには思えない。
ただ、私はもともと遺跡観光には興味がなくて、今までもことごとくしてこなかったのだけど(日本の有名な神社もほとんど行ったことがない)、でも色々考えることはあっても、やっぱり来てよかったと思う。
私はもともと宗教そのものには興味があるほうだった。
仏教の思想とヨガの思想は似ているところがあり
私は書物で知るブッダという人を、尊敬している。
仏教遺跡は日本でも、それこそ世界のあちこちにも残っているけれども
これだけの遺跡になる釈迦という人を、私はやはり“神”、または神に最も近い人だと信じている。
aki

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