消化力(アグニ)

おはようございます(╹◡╹)
今日は暖かくなるみたいですね♫
雪が溶け、土中にも潤沢な水分が含まれ、虫達も動き出し、生命が息吹くのを待っている時期ですね。
アーユルヴェーダでは、この時期からその水と土の性質の「カパ」が増え始め、水は体液バランス、土は重さや構造など司リ、私達の体内のカバも増えてきます。
そのカパのバランスが崩れて過剰になると、花粉症や喘息になったり、また「春眠暁を覚えず」の言葉の通り、春の夜は寝心地が大変良いので、朝寝坊になったり日中身体がだるくなったりします。
カパの時期はその性質に任せて、朝寝坊やお昼寝もいいんじゃないかと私は思うのですが(笑)、花粉症は嫌ですね(^^ゞ
早速私も連発のくしゃみが出るようになってきました(-_-;)。
自己管理が大切だとは言え、今年は花粉の量は多くないのだそうで、少しホッとしますね。
花粉症にはジャラ・ネイティ:鼻うがいが勧められるのですが、私はあんまりそれが好きではなくて、私はヴァータの性質も強く持っているので、今年はセサミオイルを点鼻するようにしてみたら、鼻粘膜の乾燥が和ぎ、だいぶいいみたいです。
その冷たくて乾燥した風と空気の性質が「ヴァータ」で、三寒四温の言葉の通り、春は少しずつやってくるので、まだまだ寒さの厳しい日も多いと思います。
しっかり身体を温めることが大切ですね。
東洋医学では、冬は「腎」、春は「肝」を司っていて、「腎」は黒い食べ物(胡麻、黒豆、玄米など)や旬の果物(林檎など)を摂ると水分代謝がよくなり、腎臓が元気になります。
また「肝」には、良質なタンパク質を摂って、脂肪分の多いものは控えると肝臓の負担が軽くなりますし、苦味のある春野菜や旬の果物の柑橘類などから酸味を摂ると、脂肪代謝を促進して排毒効果が高まります。
これらは過剰な「ヴァータ」や「カパ」のバランスをとる食事の仕方でもあります。
自然のもの旬のものは、私達の身体のバランスを取るのを助けてくれますね。
自然は本当に豊かです。
でも、忙しい毎日の中で、色々と食事に気を使うのは結構たいへんなもの。
自炊出来ない日もありますよね。
私もちゃんとした食事をいつも摂っているわけではありませんし、普段もごくごく普通の食事をしています。昨日なんか手抜きして宅配ピザでした♫
でも気をつけているのは、どっちかって言うと何を食べるかよりもどう食べるかの方。
今の自分の「消化力」に合った食事を摂ることが、アーユルヴェーダでも健康の秘訣だと説いています。
今の時代は飽食の時代なので、とにかく食べ過ぎが原因の病気がいっぱい。
だから、食べる量を減らせば、ほとんど何を食べても大丈夫かなと私は思うくらいですが、できれば自分の好きなもので、体質に合った、その日の体調や消化力に応じたものを食べるのがお勧めです☆
で、ここで「消化力」が元気かどうかの目安は
快食、快便かどうか。
食後に胃もたれする、翌日も身体が重い、寝起きが悪い、便秘か下痢がある、ガスが多い、お腹が空かないのに食べてしまうなどは、明らかに消化力より食べてる感じ(消化アグニの低下)ですよね。
消化不良の時は、舌苔(舌に白い苔が付いている状態)があると言われます。
そのような状態が続くとアーマ(毒素)が溜まって、それが身体の管や組織を詰まらせ、病気の原因になると言われます。
食べ物を完全に消化すれば、それが身体に十分に吸収されて強い健康な組織を作りますし、消化管は一本の管なので、不要なものは排便としてしっかり出すことで、また栄養を取り入れる準備となります。
実際には、消化力が強いピッタ体質の方などは沢山食べても大丈夫で、羨ましい限りです♫
でも、消化力が弱めの人や体調が優れない時は、消化しやすい食事を摂って、胃腸を労ってあげるといいですね。
東洋医学でも勧められる生姜は、アーユルヴェーダでも消化力を上げる最も勧められる食材です。
アーユルヴェーダを本格的に取り入れている方は、色んなスパイスを工夫して使われていると思いますが、私は調理に生姜を使ったり、黒胡椒などの辛味を取り入れる程度です。
辛味も消化を促し、カパのバランスを整えます。
私はヴァータ・カパという真逆の性質を持ち合わせた体質なので、結構やっかいなのですが(^^ゞ
今年は快食・快便で、とても健やかに過ごせています。
ちょうど先日の厚木カルチャーの水曜日のクラスでは、この「アグニ」をテーマにしてレッスンしました。
呼吸法やアーサナ(ポーズ)でしっかり腹筋を使って、ツイストのポーズを多く取り入れて内臓を刺激し、アグニを活性する内容にしてみました。
ピッタの座:火のエネルギーが刺激され、身体がとても温まり、エネルギーが湧き上がります。
この時期大切な腎臓や肝臓も、ツイストのポーズでマッサージされて、元気になります。
そして肉体的な消化だけでなく、精神的・感情的な経験も消化して、不要な心の毒素は燃やし尽くします。
そうして私達はどんな経験も辛い感情も、自分の魂の糧にしていけることができるのです。
namaste
aki

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