これからのシニアヨガ

昨日は月二回の老人ホームでのチェアヨガの日。
ここの老人ホームで教え始めてまもなく一年になります。
お年は75歳〜90歳の方、だいたい毎回10名前後ご参加下さり、皆様本当にお元気で、ここ数日のアップダウンの激しいお天気もなんのそのという感じで、昨日も体調を伺うと「まあまあです」という方がほとんどでした!
私も最近は体調が安定していますが、皆様毎回本当にお元気なので、ヘタすると自分の方が体調が悪い日があるんじゃないかってくらいです^^;
激動の時代を生き抜いてきた方達の生命力・体力・精神力はさすがだなぁ〜と、本当に頭が下がる思いです。
レッスン時間は1時間なのですが、30分程度健康にまつわるお話をして欲しいとのことなので、毎回最初にお話しするのですが、こんな人生の大先輩を前に彼女達の半分くらいしか生きていない私がヨガの精神性や健康的な生活についてのお話するのはどうかと思ったのですが、でも私が知りうることで皆様の役に立てたらと思い、ヨガやアーユルヴェーダの知恵を分かち合って、単なる体操ではない、ヨガ・瞑想を体験してもらうようにしています。
実は私はナース時代、術後や高齢者の方のリハビリサポートって、すごく苦手でした。
正直に言うと嫌いでした(笑)
なんか自分のやっていることに違和感があったんです。
もちろんリハビリが大事なのは言うまでもないのですが、どうして苦手だったのか、今ではわかります。
私はナースでありながら、本当は人の世話を焼くのが性に合っていなかったのです(笑)
さあ、動きましょうと促して、動いてもらうのではなく
その人が、自分の力で動かすことを、助けたい、と思うのです。
身体を動かすこと、動かしたいと思うことは、その人の意欲、“生命力”なんです。
だから、寝たきりの人の足を私が動かすのは、なんか違うと思ったんです。
さあ、動かさないと硬くなるよ、と言って運動させるのではなく
その人が潜在的に持っている、生きようとする力を、私は引き出したい。
その人が動きたくなるまで待つ。
動きたくないなら、動かなくていい。
だから、私は動きたくない人を、励ましたりしない。
私は全然優しくないです(笑)
そして、動きたくなったら、そんなに練習しなくったって、動くんです。
筋力をそんなに鍛えなくても、動く。
人間の力って、本当に凄いんですよ。
極端な話、意欲さえあれば、なんだって出来る。
そして、たとえ身体は動かせなくても、ヨガは、その人の生命力を高めることが出来る。
ヨガしなくったって、生命力がある方は、年を重ねてもいつまでも若々しく輝いています。
私達が自分の人生を認知する知性や幸福感は、本来は死ぬまで拡大していけるのです。
生命力を高め続けることで、年を重ねても色んなことが可能であることを
ヨガやアーユルヴェーダも証明してくれると思います。
namaste
aki

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