「会いたくて」

昨日は、神保町で行われた、かめおかゆみこさんのメルマガ『今日のフォーカスチェンジ』10周年記念イベント「生きる視点・いのちのことば」に行ってきました。
かめわざ快心塾
仲良し美緒ちゃんがこのかめわざ快心塾の「『聴く』を磨く」の講座を受けて、このイベントで演劇の舞台「あふれるいのちの言葉」に出るというのが、きっかけでした。
なので、かめおかさんのメルマガは読んだことはなく、今回お会いしたのも初めてだったのですが、とても素晴らしいイベントでした。
初々しい中学生から一般の大人まで、素人さんから玄人さん?が演じる舞台は非常に素朴で温かく、皆さんの無邪気で純粋な姿に感動し、私は子供の頃に返ったような童心の状態で、ホロホロと涙を流していました。
特に美緒ちゃんと子供の頃の自分自身が重なって胸がいっぱいになり、まるで幼い頃の自分を癒しているようでした。
そして、演劇の後は、参加者全員でワーク。
まさにかめおかさんの「演劇のなかには、人生のすべてが入っている」という言葉があるように、ちょっとしたワークの中でも沢山の人生やコミュニケーションにおける教訓があり、人との繋がりの中で自分を知ること・表現することを体験しました。
演劇の面白いところは、即興だと自分の無意識の部分にあるものが、演技に、身体に、セリフに出ちゃうところなんですね。だから演劇をするということは、自分を知るということでもあり、演劇を観ることも、自分を知って自分を癒やすことに繋がる。
セリフが決まっているドラマや舞台だとしても、誰か別の人物になることで、自分という人間をどこまでも掘り下げては自分を突き詰め、そしてどこまでも他者と繋がっていく。
高校生の時なんとな〜くで演劇部に入った私だったのですが、そんなスゴイものだとはつゆ知らず、今さらながらに演劇の奥深さに気付かされました。
イベントの途中から、その演劇のせいなのか、なぜか私は子供のような心細さを感じ始めていました。
今の私には、その子供の頃の自分を追体験する必要があったのかもしれません。
でもそれによって、今の自分の弱さを感じたからこそ、周りの人の温かさが本当に身に沁みました。
ワークで手を握った周りの人たちのその温もりが、本当に心に染みたのです。
人は一人では生きていないことに、あらためて気付かされました。
そして、私が子供の頃に両親や大人たちに沢山の愛情を受けて育ったことを、しんしんと思い出していました。
劇中、3人の演者が「会いたくて」というセリフだけをずっと言い続けてコミュニケーションをとるという演目があったのですが、その「会いたくて」という言葉に、ドクンドクンと胸が高鳴りました。
そして今私の一番身近な存在の旦那さんが、本当に愛しくて会いたくて、泣きたいような気持ちになりました。
会いたくて、会いたくて。
人は、ただ生きているだけで、素晴らしい。
そう思います。
namaste
aki

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