アーユルヴェーダでは、アビヤンガが基本のトリートメントの一つですが、そのオイルの効能の高さを強調しています。
セルフケアに使うオイルとして、セサミオイル（ゴマ油）、オリーブオイル、ココナッツオイルなどが一般的ですが、アーユルヴェーダの専門施設や病院、サロンなどでは、多種類の薬草を煎じて特殊な製法で作られるこれらの薬用オイルが使われています。
その優れた薬用オイルがスクールで発売されているので、すべて試してみました。（昨年の秋冬）
効能については、セミナーに参加した友人の資料を元に、簡単にまとめてみました。
私のコメントは最後に書いてあります。
【クシーラバラタイラ】
・ヴァータ・ピッタ鎮静
・消耗している人（ダートゥが減っている人）
・代謝の激しい人
・抗炎症作用
・老人性の疾患
・神経と炎症に良い
高血圧、静脈瘤、帯状疱疹、急性の筋肉の炎症、お年寄りの張りのない筋肉に
男性の強精作用、スポーツ選手のメンテナンス、不眠、ラサーヤナ、アレルギーの起こりやすい人のアビヤンガに
灼熱感を伴う眼疾患にナスヤ、片頭痛
【ダンワンタラタイラ】
・ヴァータ性疾患、産後、子供、骨粗しょう症、精神病、泌尿器疾患、子宮の疾患、生殖器、消耗、熱病
・とても良くアビヤンガ・バスティに使われる
・特に産後の女性、赤ちゃんの体力回復に
・内服も可能
・微細性が非常に優れている、スロータス内の清浄化により、子宮内膜の回復を促す
浮腫、だるさ、術後の体力回復、慢性疾患、性交痛、ついてない人、心配性、妊活にも良い
【ピンダタイラ】
・痛風の痛みに対してアビヤンガ
・ピッタ鎮静、浄血作用、蜜蝋の治癒促進効果を活かして赤みを伴う皮膚湿疹にも使用される
・水分も多いので、皮膚呼吸が出来る
・自己免疫性疾患や炎症にも使用出来る
【マハーナーラーヤナタイラ】
〜神々と悪魔の戦いによって、神々の背骨が折れた。そのときナラヤナ神がこのオイルを作って、背骨を治癒させた〜
・半身麻痺、顔面麻痺、歩行困難症、顎関節症、４０肩、手足の震え、貧血、頭痛、体力増強、血色向上、舌の硬直、便秘、熱病
・妊活中に行うと、生まれてくる子供がハンサムか美人で賢い
・夢などの渇望を持っている人が使うと夢が叶い、また魅力的な容姿になる
ヴァータの問題の時でも、特に硬直が強い人、筋肉や関節の動きが悪い、硬いことによって動かすと痛い
麻痺系の疾患、滑舌の改善に期待、妊活中のセルフアビヤンガ
ホットミルクに５ml浮かべて摂取しても良い
【ブラフミータイラ】
頭に良い（頭には3枚の膜があり、なかなかオイルが浸透しないが、ブラフミーはすっと通過する）
脱毛、頭痛、神経疲労、不眠、目にも良い
お風呂の入る30分前に頭皮を動かすようにマッサージ
おでこもマッサージ
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これらのオイルの中で、私がこの時期自分に合うなぁと感じたものは、マハーナーラーヤナタイラとブラフミータイラでした。
私はヴァータ・ピッタ体質で、バセドウ病の既往があるので、クシーラバラやピンダが合うかなぁ、必要かなぁと思ったら、なんとなく使用感がイマイチでした。
自分の感覚を大事にすることも、アーユルヴェーダでは重要視します。
妊活には、ダンワンタラタイラとマハーナーラーヤナタイラが適応ですが、私は小峰先生からマハーナーラーヤナを勧められました。
マハーナーラーヤナタイラは、自分の使用感もよかったので、今アビヤンガではこれをメインに使っています。
生まれてくる子がハンサムか美人で賢い、とか、夢が叶うというのも期待できる、このオイル！
こういうのがあるのが、アーユルヴェーダの面白いところですね（笑）
それからどーも頭が忙しくなる私は（今では頭痛が出ることはほとんどないのですが）、頭に熱がこもったり、目が疲れやすい。
このブラフミータイラでヘッドマッサージ（シローアビヤンガ）をすると、すぅ〜っとオイルが浸透するのがわかり、とてもスッキリします。
頭も良くなりそうですよ(^^)
アビヤンガには、疲労回復、老化の遅延（アンチエイジング）、からだ全体を丈夫にする、不眠の改善、皮膚の質を高める、視力をよくする、容貌を美しくするなど、素晴らしい効果が期待できます。
不調がある人や妊活中の人だけでなく、産後の女性やお子様、すべての方にアビヤンガが勧められています。
慣れるまでは、なんとなく抵抗感があるものですが、アビヤンガはとても気持ち良いので、マイペースに続けられます。
まずは市販のオイルからお試しになって、興味がある方は、どうぞ薬用オイルもお試しあれ✩
ただし、アーユルヴェーダの知識をお持ちでない方は、アーユルヴェーダカウンセリングを受けて頂くことをお勧めします✩
オイルは、アーユルヴェーダ商品を扱っているサイトからの購入が一般的です。
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