病気は治そうとしないと、治る。

今日はとーってもさわやかな朝です。
先々週末からの体調不良が、なんだかんだ丸一週間続いて、やっと回復してきました。
丸一日寝込んだのは2日間ぐらいだったのですが、その後もだらだらと調子が悪くて、寝たり起きたりしながら仕事はもちろん家事もほとんどできず、頭もずっと重く響いていたので本を読むこともできず、ぼけ〜っとだら〜っとしていました。
日曜になって少し動けそうだったので、ジムに行こうとした途端具合が悪くなったりして、何かが私を引き止めてるような気さえしました。
ようやく身体が普段通り動かせるようになったのは昨日からで、お天気も気持ちよくて、久しぶりに外の空気をおもいっきり吸いました。
そして、この一週間「何もできなかった」お陰で、とても大切なことを思い出しました。

最初は私のトラウマをほどくように色んなインスピレーションが湧いてきたのですが、徐々に思考の働きが鎮まり、ただただ何もしない中でポカンとしていると、どんどん意識が拡がって宇宙との一体感をより強く感じるようになりました。
そして、この宇宙の多様性は自分の内なる宇宙の表れであること、そしてすべての人達と繋がっていることをまたありありと思い出し、久しぶりにシャバアーサナで涙を流していました。
毎夕の瞑想のときにはその静寂の中で、宇宙の音がよく聞こえるような感じがしました。

私達はつい「何かを達成する」ことに意識が向いているので、「何もできない」状態の自分を責めてしまうことがあると思います。
でも、何もしていない状態とは、まさに瞑想状態であり、本当は最もパワフルな状態でもあるのです。
私達のエゴが、病気を恨んだり、自分を責めたり、過去を憂いたり、未来に不安を持ったり、痛みに苦しんだりしますが、それらをすっかり手放し、何かをするのを一切諦め一切止めてしまうと、空っぽの自分、無用の自分になった途端、無の状態は自然と訪れるのです。
だから何もできない病気の時こそ、自分と向き合い、悟る、宇宙と繋がるチャンスだったのです!

私は20代の半ばに看護師の仕事を退職、燃え尽き症候群による心身の疲弊、そして鬱状態がしばらく続いていました。
私の鬱が治ったとき、その時私に何が起きていたかというと、それまでどうにかしてこの長く暗いトンネルから出たいともがいていた時には全く出口を見つけることができずにいたのですが、もうそうすることも疲れ果てて、目的や目標を失ってまともに働くことができなくなったダメな自分をすっかり諦めたときに(そんな自分を受け入れたときに)、鬱病は一瞬で治ってしまったのです。
病気を治そうとするのを諦めたときに、病気は治ったのです。
そう、それはありのままの自分(状態)を受け入れたことによって、心身に調和がもたらされたのだと思います。

この鬱病のときもバセドウのときもそして今回の風邪も、私の抱えている課題の一つは、自分に対しての「罪悪感」でした。
思うようにできない自分を責めていたのです。
このパターンは自分の人生にちょいちょい顔を出して自分の中に立ち現れる課題の一つでした。
そして34歳の時にはバセドウ病にもなって、散々自分の罪悪感を手放したつもりでした。
それでもなかなか全快まではいかないのがトラウマのしぶといところですね(笑
(様々なトラウマやパターンは玉ねぎの層のようになっていて、一皮ずつむけるように解決されることもあれば、一遍に解消されることもあると言われています)
自分ではこの罪悪感を20代の頃から気づいては手放して、今ではすっかり怠け者だと思っているのですが、意外と(潜在意識ちゃんがね)ストイックに自分を追い込んだりしちゃってるみたいです。。
この自分ではなかなか気が付かないところが、やっかいなのよね^^
この自分へのプレッシャーは、結果的に他人に対しても知らぬ間にプレッシャーを与えていたと思います。
自分ではすごく寛容なつもりなのですが..
そのしつこいパターンを手放すためには、過去の出来事にまつわる人物や状況、両親、他人や自分へのネガティブな体験や感情も含め、「あらゆる自分を許す」ことが必要だったのだと、あらためて気が付きました。
「許し」、それが「癒やし」なのですね。

自分を許し、他人を許す

自分のありのままを受け入れ、他人のありのままを受け止める

それが、病気の治癒や人間関係などのあらゆる問題の解決、そして世界の平和への道筋の一つなのだと
私は思います。

namaste
aki

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2 Replies to “病気は治そうとしないと、治る。”

  1. akiさん、
    これずーっと前の記事だけど、
    ちょっと気になったので読んでみたよ。akiさんもそんなことあったのねぇ。今の私がまさにこれ・・・思うようにならない事柄に、だんなや娘にイライラをぶつけてる。ほんとうは夫や娘じゃなくて、できない自分に苛立ってるのはわかっていても、糸口が見つからないまま日々やらなければならないことに追われて、力を抜いて自分を許すことのできるスペースも失ってしまって。
    そうだよね、いっそそのできない状況をいいじゃん!ってある意味開き直れれば、産後ずっと悩まされてる目の不調も改善されるのかもなー(笑)
    akiさん、ご自分のことシェアしてくれてありがとう!これ読めてよかった♡

  2. akaneさん、古い記事なのに読んでくれてありがとう!
    akaneさんもそうだったんですね^^
    目の不調も良くなるといいですね☆
    シェアしてくれてありがとうございます(▰˘◡˘▰)

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