寒露

10月8日で「寒露(かんろ)」。
急に肌寒くなり、空気も澄んできましたね。
昨日は着るものがなく、その辺にあったセーターを間に合わせて着ていましたが、今日はお天気も良さそうだし、身体も幾分軽いから、冬物出したいなぁと思います。

寒露とは、晩夏から初秋にかけて野草に宿る冷たい露のこと。
秋の長雨が終わり、本格的な秋の始まりになります。この頃になると五穀の収穫もたけなわで、農家では繁忙を極めます。
露が冷たい空気と接し、霜に変わる直前で、紅葉が濃くなり、燕などの夏鳥と雁などの冬鳥が交代される時期でもあります。
この頃は、大気の状態が安定して空気が澄んだ秋晴れの日が多くなります。夜には月も美しく輝いて見えます。寒露の頃になったら、空を見上げてみてはいかがでしょう。これまでと違った、秋の清々しさと趣を感じる空に出会えるはずです。

http://koyomigyouji.com/24-kanro.html

 

 

お腹の赤ちゃんは、今日で11週と5日。
あともう少しで、やっと4ヶ月目に入ります。
赤ちゃんは先週から大きく成長し、全長は5センチほどに、鼓動も聞き取れるくらいに大きくなるんだそうです。(次の健診で、心音聴けるかな♫)
頭は全長の約半分、脳は出生時と同じ構造にまで成長し、身体全体を包む薄い皮膚も形成され、手足には爪が伸びてきます。
甲状腺、膵臓、胆嚢も完成し、膵臓はインスリンを分泌し始めるし、これからの3週間で、腎臓で作られた尿が羊水に排出されるようになるんだそうです。

私の子宮は、今では小ぶりのグレープフルーツくらいになっているそうで、子宮を支える筋肉か靭帯がひきつれるのか、シクシクっとした痛みが時々あったり、先日は右腿の付け根がすごく痛くなって、歩くのも辛い日がありました。
つわりは今ピークなのか、ここしばらく一日中ムカムカして、食欲もほとんどありません。
特にこの一週間は、結講しんどかった(T_T)

風邪の名残が長引き(いつも風邪のあとにそうなっちゃうのだけど)、激しい咳が出て、呼吸が苦しく、夜充分に眠れない日が何日が続き、薬が飲めないからこのままだとヤバイと思って、ちょっと冷や汗が出そうな日がありました。
だるさが強く、つわりとも相まって、なんにもする気力も体力もなく、日中は寝たり起きたりを繰り返しながら、ただ1日が過ぎていくのを、ぼんやり眺めている日が続きました。
始めはこの状況を苦しく感じるのだけど、今はこういう時期なんだなぁ、必要なんだなぁと開き直って、ただただ身体を休めることに専念し、どっぷりだらけることにしました。
このどっぷりだらけることが、だらけることが嫌いな私には、必要なんですね、、、(笑)
そして、このぼんやした毎日の中で、徐々に安らぎを見出し始めます。
自分の身体に必要なことは、赤ちゃんにとっても必要なこと。
それに専念できる自分は幸せだなぁと、身体は辛くても、心はとても穏やかでした。
この休息は、赤ちゃんと神様から与えられたギフト。
そう思えるまで、少し時間がかかりましたが、むしろこの状況で仕事や家事を強いられる事の方が、よっぽど辛いことだと思う。
今の私は、赤ちゃんのためになることなら、喜んで引き受けたいし、それは自分のことをするよりも嬉しいこと。
この時期を乗り越えることは、赤ちゃんを第一優先するママになるための、心の準備のひとつであるのかもしれません。

そして、この何もしない時間の中で、時々過去のことが思い出されたり、感情的になったりして、やっぱり身体だけでなくて、心の浄化も起きているんだなぁと思いました。
それにしても、何もしないという時間を与えられると、いつも自分が試されるような気がします。
その「無為」の中に自分が投げ出される時、いつも自分の本質を見せられるように思うし、その「無為」の中で安らぎを見出すたびに、魂の喜びを思い出すような気がします。

そして、少しずつ少しずつ身体は回復し、夜中の咳が治まり、日中のだるさも軽くなってきて、読書をしたり、外でお散歩したりすることができるようになってきました。
日曜日は、旦那さんと一緒に、久しぶりに身体を動かすヨガも出来たし、昨日は、妹から自然農のお野菜が届いたのですが、お野菜が生き生きと輝いているので、久しぶりにお料理しようという意欲が湧いてきました。
私はあんまり食べられないのだけど、旦那さんが喜んで食べてくれるのがすごく嬉しい。
毎日の生活の中で、出来ることが少ないけれど、その行為ひとつひとつに、ささやかな喜びをしっかり噛み締めています。

今、とても穏やかな陽の光が部屋に差し込み、私の心にも本来の明るさと清々しさが蘇ってきました。
今日はどんな1日になるでしょうか。

だらっとゆるっと。
そんな1日かもしれません(^^)

今日は、久しぶりの秋晴れ。
皆様も、清々しい秋の1日をお過ごし下さい✩

shanti
aki

関連記事:

コメントを残す