12日 快晴。
まだ寝起きのだるさが強く、身体が重く感じる。
8時からヨガの時間。
木々の緑を目の前に、丁寧に筋肉の緊張と弛緩を繰り返しては内観する静かなヨガ。
内側からじっくりと響いて、微細な筋肉の弛緩までわかり、首や背中がいかにこわばっていたかあらためて気づく。
ヨガティーチャーのキティさんの、鈴の音のように響く美しい声が、ひとつひとつ私達の心と身体を時解いてくれる。
今まで受けたヨガの中でも、最も静寂を感じるヨガだった。
私自身、アーサナがエクササイズにならないように気をつけているつもりだけれども、それでも自分のしているヨガを疑ってしまうくらい、瞑想的なヨガの時間だった。
ヨガは本来、身体を鍛えるものではない。
でも、バンダを意識し保持するためには、ある程度の筋力を備えていないと難しいかもしれないから、この日のレッスンは決して簡単ではないのかもしれない。
私はまたヨガの本質に触れた、そんな深い感動があった。
キティさんに、差し支えなければどこでヨガを学んだのか教えて欲しいと言ったら、元々は地元福岡でダーマミトラヨガのティーチャーとして活動していたけれども(※ダーマミトラヨガは、NY発のむちゃくちゃアクティブなヨガ。私は一回だけ受けたことがあります。)、自分のヨガが出来ないような状況もあって、色んなヨガを学ぶ中で『伝統的ヨーガの理論と技術』の相方宏・ひで子先生のWSを養生園で受けて(西洋から入ってきたヨガを滅多切っていたそうです。)、目が覚めたような感動があったのだそうです。
キティさんのその経緯を聞いて、とても共感しました。
私もジムでヨガを教えていた時はすごく違和感がありましたし、世間のフィットネス重視のヨガの捉え方には未だに抵抗があります。
もちろん色んなヨガがあることは素晴らしいと思うし、それが求められているのだとも思います。
そして私は自分がヨガを学び教えていく中で、お客様のためのヨガとは別に、自分のヨガとは何かをいつも探しているような気がしますし、今の私はこの瞑想的なヨガを求めていたことに気が付きました。
ヨガの色んな側面利点を理解した上で、ヨガの本質を学び(それは自分自身の本質を知ることでもある)、自分にとっての本当のヨガを伝えていきたいといつも思います。
10時半、木漏れ日の中の朝食。
朝からこんなに豪華☆
でも、私にはちょっと重かったかな・・・(^^ゞ
お外で食べると、さらに五感が拡がる感じがしますね。
緩やかな午後へ・・・
namaste
aki