スヴァディアーヤ

昨日は栗ご飯を炊き、根菜たっぷりのスープと青菜と油揚げの煮物を頂き、ランチはその根菜スープにじゃがいもと海老を入れて、ほんのり海老のだしが効いたシーフードカレーにして食べました。
涼しくなってきたので、ほっこりとした栗やお芋などの根菜がとても美味しく感じられます。
さて、7年後のオリンピックが東京に決まって、世間はイケイケムードでしょうか^^
正直、私はどこでもよかったのですが(^^ゞ、決まった以上、日本の美しさが本物であるように自らを省みつつ、世界中の方達をお迎えするにあたって、真心込めたおもてなしをして歓迎したいと本当に思いますね。
そして放射能の問題を少しでも改善できたらと、切実に思います。

その日曜日は、燕スタジオのクラスでした。
テーマは『スヴァディアーヤ/読誦:セルフスタディ』。
八支則の、ニヤマ(勧戒)の一つです。

昨年の秋にバリ島のウブドのバグースジャティというリトリートホテルで、一週間、毎朝75分のヨガと毎夕1時間の瞑想のクラスに参加しました。
瞑想の先生は、愛嬌たっぷりのブッダさん。
ブッダさんが毎日自分のヨガの教典(確か、バガヴァッド・ギーターだとおっしゃっていたような。)を毎日読んでいるとおっしゃっていたのが印象的で、その時この『スヴァディアーヤ』という言葉が思い浮かび、私も帰国したら日課にしようと思ったのでした。
毎日はできていないのですが、心掛けてはいます(笑
スヴァディアーヤとは、伝統的には「霊的な書物を読むこと」と訳されていますが、現代では「セルフスタディ」とも訳され、「真の自己に関する研究をすること」であります。
つまり、真理が書かれた聖書や聖典を日々読んで実践しなさい、ということであり、自分の心を高める本を読みなさい、ということです。
皆様はいかがでしょうか?(╹◡╹)
燕スタジオでも生徒さんにお聞きしたところ、皆様お気に入りのバイブルはお持ちのようでしたが、なかなか日々読んで実践というのは難しいようですね。
私もバイブルのような本は沢山あって、ヨガに関する本もごまんと読んでは研究しているのですが、でもそれではスバディアーヤではないのです。
多くの本や情報に翻弄されて、何一つ身になっていないということが、実際かもしれません。
溢れる情報と知識で頭をふくらませた私達の心はいつになっても安まりません。
真理は普遍的なもの。
本当のバイブルを一冊持っていたら、脇見をせずにそれを読み込んでこそ、自分の身になり心になっていく。
ブッダさんの言葉を聞いたとき、スヴァディアーヤの重要性を肌で感じました。
日々真理に触れることによって、ヨガの生き方からそれることなく、不動心と安寧の状態を力強いものにしていくのだと思いました。
そして、大事なことは、書物の中に真理を観るのではなく、自分の中にある真理を聖典を通して観るということ。
スヴァディアーヤは、真の自己の研究。
私達の中にこそ、真の自己に関する知恵があると私は思います。
ヨガの練習を通して得た真理を、日常の中に生かし日々実践するために
バイブルは私達の目の前に現れているのだと思います。

インテグラル・ヨーガ(パタンジャリのヨガ・スートラ)

namaste
aki

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