先日のナイナイアンサーはパニック障害で芸能活動を休業していた安西ひろこさんが出演されていました。
そして、安西さんのお母様も同じくパニック障害だったという告白がありました。
母親の抱える痛み(精神的感情的肉体的なトラウマ)を娘が受け継ぐパターンは、多くの方が持っているものだと思います。
それが明らかに現象として目に見えている場合と、そうでない場合とがありますが、両親の影響を受けない子供がひとりとしていないように、母親の影響を強烈に受けていることは明らかです。
虐待を受けたことがある子供が母親になったら、したくないと思っていたのに自分の子供にも虐待する。
離婚した夫婦の子供が母親になったら、したくないと思っていたのに自分も離婚する。
乳癌の母親の娘は、恐れていた通り、乳癌になる。
パニック障害の母親の娘は、パニック障害になる。
この負の連鎖を断ち切るために、何が必要なのでしょうか。
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■うつとパニックは「なまけ病」?!
心屋仁之助さんのブログより
私も思うに、パニック障害や鬱病はいとこのような関係です。
原因は、心屋さんも仰るとおり、単純に言えば「頑張りすぎる病」=「怠けてはいけない病」です。
なぜ頑張りすぎるのか、怠けてはいけないと思ってしまうのかの原因は、親(主には母親)から受け継いだ信念(母親が、頑張りすぎる人であり、怠けることは良くないと思っている人)であったり、母親が不幸そうに見えるために、子供が頑張って母親を幸せにしなければ、と思うからです。
(子供は無条件に親を愛します。どんな親であっても、親のために最善を尽くそうとします。)
母親が真面目で、一生懸命で、子供のために頑張る人であればあるこそ、子供は頑張りすぎてしまう傾向が生まれるでしょう。
それは一般的に素晴らしい母親像であり、尊敬される良妻賢母のような母親で、これまでそのような母親に多くの女性がなろうと努めてきました。
だから、誰もがまさか母親が病気の原因だと気が付かずにいますが、おそらく多くの病気(病気までいかなくとも、社会的不適合な状態、その他多くの問題)の原因の一つが母親です。
しかしながら、母親が悪いわけではありません。
母親も子供のために最善を尽くしており、一見母親と子供の関係性が良好なために、母親が問題の原因だと誰もが気がつきません。
もちろん、子供は母親から、あらゆる素晴らしい財産と愛情を受け継ぎます。
そして、母親のあらゆる痛み、苦しみをも受け継ぐのです。
母親の人生における経験やそれによって生じた観念、喜びも悲しみも、自分との向き合い方も人との付き合い方も、そして人を愛する時の「愛し方」も、それらが遺伝的に記憶され、肉体的精神的感情的な性質まで受け継いでいく。
それが遺伝病の原因ではないかと私は思いますし(それがすべてではない、本人の魂のカルマが主ではあると思うが)、おそらく恋愛や結婚のパターンも受け継いでいるのだと思う。
私は、20代の頃、「平和」について考え続けました。
どうすれば、「平和」な社会になるだろうかと。
すべての人は母親の子宮から生まれる。
その子宮と、そして生命の種である受精卵に影響する父親の存在が重要だということは言うまでもなく。
生命の源はどこか。
それは海かもしれないし、宇宙の果てかもしれないけれども、私達の生命の種がビックバンを起こすのは、母親という存在の中。
母親の内側が平和でなかったら、生命の種はその時点で脅威やストレスにさらされている。
母親の内側が平和であることが、生命の成長と発展において最も平和なこと。
そうか、自分(世界のすべての女性)の心が平和でなければ、平和な社会なんて存在しない。
だから、私は何をおいても自分の心が平和であるために生きよう。
それが、平和な未来に繋がっている!!
一人ひとりの心に、そして一人の母親の子宮に、平和の種があるのだと。
そう思ったのです。
安西さんも、最後にお母様に自分の気持ちを打ち明けました。
私も、4月の奄美大島の母との旅行の時に、母に自分の気持ちをぶつけました。
それは私が故意にしたことではなく、そうさせるように準備されたようでした。
(それについては、出来たら後で書きます)
私と母親との関係は良好で、仲がとても良い方だと思います。
でも、子供の頃、私は自分の心の中の闇を、親にも誰にも打ち明けられずに、自分の中だけですべてを解決する術を身に付け、本当の意味で親と体験や感情を分かち合ったことはありませんでした。
両親が不仲だったので、いつも母親を気の毒に思い、自分が母を守るんだと無意識に力んでいたことで、私の男性性は歪んだ形で発展し、かわりに母と同じように自分の女性性を抑圧していたのでした。
私は結婚してから時々浮上するパートナーとの問題と向き合ったことで、すでに解決していたと思われた父との関係を掘り起こし、そこと散々向き合った結果、今年のエネルギー的な流れを受けて本質的には母親から受け継いだものが原因の根っこにあったことに気が付きました。
なかなかここまで気づくのに時間がかかりました。
いや〜手強かったですネ(^^)
今、目に見えて、本当に多くの方が女性性を解放し開花させています。
その過程において、自分と向き合い、自分と母親との関係を見つめ直し、お互いに本音で話をすることで、お互いの痛みや苦しみを分かち合い、より深く愛し合い許し合うことが出来ると思います。
または直接母親と話しをすることが出来なくても、私達の内なる女性と対話し、自分のあるがままの感情や欲求を受け入れ、それが辛く痛みを伴うことであればあるほど、まず自分を癒やしましょう。
それは言葉で言うほど簡単ではないので、時間がかかる方もいると思いますが、ヨガや瞑想がそれを助けてくれます。
自分が癒されなければ、許すことは難しいでしょう。
そして、あなたが自分を信じれば信じるほど、あなたは必ずもっと自由になっていきます。
ありのままの姿見せるのよ
ありのままの自分になるの
何も怖くない
ありのままで空へ風に乗って
ありのままで飛び出してみるの
輝いていたい
これでいいの
自分を好きになって
これでいいの
自分を信じて
光浴びながら
歩き出そう
目に見えない負の連鎖を断ち切って、私達が本当の自分を取り戻した時、平和への道が開かれていくと私は信じています。
shanti
aki