カパのバランスをとる

皆様、こんにちは。
今日はまた肌寒い涼しい一日になりそうですね。

確か、水曜か木曜日辺りは猛暑日で、ものすご~い暑さで汗だくでしたけれども
こうして一気にまた気温が下がり、過ごしやすくて有難いけれども、身体はびっくりしてるかもしれません。
身体を温めるようにして、お体を労ってくださいね。

先週の日曜日は、燕スタジオのclassで、今日とは打って変わって蒸し暑い、曇り空の一日でした。

この梅雨の湿気が多い時期に増えやすい、アーユルヴェーダの【水と土のドーシャ(エネルギー):カパ】のバランスを見つける、というのをテーマにclassを行いました。

[カパ:結合のエネルギー]地・水の要素
一つ一つの細胞を結合して、身体を形作るエネルギーがカパ。
皮膚や筋肉、脂肪などのあらゆる細胞、体液(血液やリンパ液)など、身体そのものを作るためのエネルギー。
重性・冷性・湿性・安定・遅い・油性(滑らかさ)
構造や体力、免疫力を制御し同化作用を担う
漢方では気・水にあたる

まさにうだるような暑さと湿気で、結構しんどい日でしたけれども、classでは冷房なし送風のみで、いい汗を沢山かいて、終わった後には「気持よかった。」「スッキリしました。」と、爽やかな笑顔で皆様お帰りになられました。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました☆

この身体が重くだるくなったり、足がむくんだり、何をするのも億劫になり、ヤル気や気力がなくなったり、というのは、実はこの重性・安定性などの性質を持つ【カパ】のバランスが崩れている証拠。
今日のように湿気が多くお天気が悪い日や、春も【カパ】は増えやすく、手足が冷えたり、上記と同じような症状が出たりしますね。
またカパは気道・胸部とも対応しているので、バランスを崩すと気管支炎や喘息・鼻炎を生じやすいですし、運動不足や食べ過ぎで太りやすいのもカパさんの特徴です。

こんな時、必要なのは、『身体を動かして、温めること』。蒸し暑いからと言って、冷たい水分をがぶ飲みするのは、身体に余分な水分を貯めこみ、さらに身体を冷やして逆効果。
むくみやだるさの原因になります。
なので、『汗をかくこと』=ヨガ、ご自身に合うスポーツやウォーキング・ジョギングなど。
ヨガの内容も、リラックス系よりも、少しアクティブにビンヤサにしたり、後屈系・ツイストを多く入れたり、コアや体側を刺激して元気が出るような内容がいいし、呼吸法で言えば、カパラバティなどが勧められます。
でも、【カパ】の性質がさらに強くなると、もう動くのも億劫、面倒になってしまう。
そんな時には、熱めのお風呂に入って、汗を出すのがお勧めです。

特に、もともと【カパ】体質の人は、なおその傾向が強いので、要注意です。
(ご自身の体質診断は、アーユルヴェーダのサイトなどで簡単にできますし
ご興味がある方はお声をかけて下さい。)

他にも、カパのバランスをとるものとして
音楽だったら、アップテンポで明るい曲、歌詞のあるもの。
アロマだったら、「スッキリ系」の興奮・刺激作用があるもの、冷えを改善するようなものなどが効果的。
(例えば、ローズマリー・レモン・ユーカリ・スィートマジョラム・フェンネル・ローズウッドなど)
食事では、「辛・苦・渋」味がカパを調える。あっさりした食事、水分の少ない干物などもお勧め。
逆に、「甘・酸・塩」味でカパが増える。
また乳製品や脂っこいもの、冷たいものもカパを乱すので摂り過ぎに注意します。

色や、身に付ける洋服などは、重たく暗い色や単調なデザインのものよりも、明るい色のちょっと奇抜なデザインのものだったりがお勧め(笑
要は、落ち着いた感じのものより、ワクワクするようなものの方がいいということですね。

動く元気があれば、お休みの日には新しいことに挑戦したり、新しい場所に出かけるのもお勧めです。

などなど、アーユルヴェーダは、単に健康や美容のためのエステではなく
健康で快適に生きるための日常でのヒントが実はいっぱいあります。

ぜひ、ピンと来た方は、取り入れてみて下さいね!

ヨーガとアロマで調える体質別気持ちいい暮らし方
綿本 彰著

皆様が、今日も健やかでありますように。

あなたが、あなたらしくいれますように。

ナマステ

aki

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